2016年11月

サザンカ咲き続けてます 11月22日(火)

  • 今、店にある根巻苗の花が開花しています 品種が分からないのが難点ですが白の八重咲で蕾もたくさんあります とても清楚な花です
  • 我が家のサザンカはちょっとした花盛りですので ご紹介します
  • 乙女サザンカ
  • 銀月
  • 富士の誉
  • 橋本絞り
  • 八重咲サザンカ(品種名不明)
  • 大和富士
  • わたしの園芸活動はまったく緻密でなく自分で言うのも何ですが”やたらくしゃ”です。「自分で育ててみなければ、その花の特色を見つけられずお客様にはお勧めできない」という考えがあって、端からどんな花にも挑戦してきました。
  • そうしたなかで3年もたつと、自分のこだわりで特に大切にしている花ができてきました。椿とバラとセージ(サルビア)の3つです。
  • バラは花の女王様ですから気難しくてすぐにご病気になられる。そのお世話が大変なので研究に努めなければなりません。一番難しい。バラの本だけで12冊も持っていますが、書いてあることが全く違うことがままあります。
  • 世界中にサルビアが800種あるそうです。そうした様々なサルビアを集めてサルビア花壇を造ろうと思ってます。バラとサルビアの話をしていると尽きないのでまたの機会に譲り、椿の話をします。
  • 椿に特に惹かれるようになったのは今年の1月末から2月中旬頃まで手術入院していたあいだです。首の手術の術後、固いコルセットを首に巻いて安静にしていなければなりません。満足に読書することもできず、ずっと眺めていたのが椿の本の写真です。
  • 椿の品種がたくさんあることを知り、そのそれぞれに独特の美しさと気品を感じました。入院して美しいナースでなく椿に恋をしてしまいました。
  • 椿の原生種は日本列島本州北端から中国東南部、東南アジアに自生しています。しかし、椿を園芸種として育てたのは日本人ですから、椿は日本原産と言っていいと思います。「椿」という字も日本人が作った国字です。中国では「茶花」と言います。
  • つばきの語源は「強い葉の木」という説が有力です。冬でも青々とした葉を茂らせているからでしょう。奈良時代までは聖なる木として大切にされていたということです。
  • ところが、平安貴族が桜を好んで後、文学などにも表現されることなく忘れ去られていました。復活したのは徳川家康公が好んだからです。そして2代秀忠公は諸国から椿を集め珍重したので諸大名もならって椿を集めるようになりました。「寛永の椿」と言われる時代です。
  • 3代家光公も椿を好みました。かつてわたしは「徳川家には花好きのDNAがあるのではないか」と書いたことがありますが、徳川家の末裔の知人に「花、好き?」と聞きましたところ「全く興味ありません」と返事されましたので、この仮説は立証不可能となりました。
  • 余談はさておき、この3代の後、椿ブームは沈静化します。後に奇品ブームが起きた時、斑入り葉や変わり葉の椿が珍重されましたが、広く庶民にまで椿が普及することはありませんでした。
  • 実はその間、オランダ人シーボルトによって西欧に伝えられた椿は大ブームを巻き起こします。「椿姫」というオペラが作られたくらい椿は有名だったのです。ヨーロッパやアメリカ大陸でも交配が進み新しい品種が作られました。
  • 明治以降、椿はカメリアという名前で帰国します。そして、広く庶民にまで椿の愛好者が増えていきました。よく考えてみると日本各地、特に海岸部に椿山という椿の保護地帯があり、江戸時代から続く民家に年輪を重ねた椿がたくさんあります。富士宮市内にもあります。そうしてみると椿は歴史の表舞台に現れなくても、ずっと日本人に愛されてきた花木だと、わたしは思います。
  • サザンカは花の作りが違いますが椿の仲間で、日本列島の南部に自生していました。昭和になって発見され戦後に認定されたのが雪椿です。日本海側の豪雪地帯の山間部に自生していたため、椿の変種であるという認識がなかったのです。
  • 椿の聖なる力に導かれ椿収集を始めましたが”椿の会”の皆様から見たら、駆け出しのペーペーです。それでも椿の魅力を、なんとかお客様にお伝えできればいいなあと思っています。辛いことに椿・サザンカ・雪椿の売れ行きはそれほどよくないのです。入荷販売できないのが心苦しいです。

サザンカ咲き始めました

  • 我が家のサザンカ「乙女サザンカ」「朝倉サザンカ」が咲き始めました 花の少ない冬季に大きな花を咲かせてくれるのがけなげで美しいです。椿に比べると品種の数が少なく、主に垣根に用いられるためサザンカはあまり注目を集めませんが、椿の一種であり気品のある花であることは変わりません。上の写真が朝倉、下が乙女です。
  • また椿の菊冬至が数日前から一輪咲き始めました。