2016年6月

ノブドウ

  • 昨年ノブドウの苗を当店から2つ購入して鉢植えにしアーチの両側に置きました。アーチの半分くらいしか届きませんでしたが、今年はとても元気です。
  • 若い葉色が赤みを帯びて透明でとてもきれいです。茂らなくてもこの葉色を見ているだけでも幸福感が満ちてきます。花が咲いて実がなったらリキュール酒を造ろうかと考えています。そのノブドウ苗、貴重品です。現在販売中です。

多年草・宿根草

  • よくお客様がお聞きになるご質問が「これ宿根草?」です。私自身も花を育てるのが趣味ですから,お客様のお客様のお気持ちよくわかりますが、来年も咲いてくれる花は確かに育てがいがあります。
  • ところが、多年草・宿根草でも、冬の寒さ・日当たり・排水などの影響で翌年咲かないことが多くあります。花壇の場合、地下茎で増えるほかの宿根草のせいで絶えてしまう花もあります。
  • サルビア・スプレンデンス(普通サルビアと言われる赤い花)はメキシコでは多年草ですが日本の冬が越せません。青いサルビア、サルビア・ファリナセアは鉢上げして冬のあいだ屋内に置くと翌年も咲きますが、樹勢が衰え立派な花を咲かせずいつの間にか枯れてしまいます。
  • 大きな問題がもう一つあります。多年草・宿根草をいくらたくさん売っても、花屋はもうけが少なくなるばかりです。それは生産者さんも同じことです。そのため、多年草・宿根草は市場に出てくることがあまり多くありません。
  • 種苗メーカーも同じことを考えます。バイオテクノロジーで耐寒性の強い品種を作ることも可能かもしれませんが、そんなことをすれば自社の売上を減らすことになりかねません。
  • そんなわけで「これ宿根草?」「残念ながら今年だけきれいな花をお楽しみください」とお答えすることが多いのです。昔から言うように「花の命は短い」とお考えくださるとありがたいです。
  • 1年草ですが花期が長くとても楽しい花の一つ ニチニチソウです よく売れてます

野菜苗

  • 先日お客様から「このスイカはどんな実がなるの?」と聞かれ答えられないでいると「じゃ、このカボチャは?このトマトは?」と聞かれて答えられませんでした。すると「あんた、あまり顔を見かけない人だから新人でしょ。それじゃしょうがないよね」と言われ返す言葉がありませんでした。
  • そこでさっそくネットで調べポップを作り苗のそばに貼っておきました。昨年は入荷しなかった品種でしたので、説明ができませんでしたが、そのままにせずお客様の疑問に答えられるようにするべきだったと反省しています。
  • その野菜苗は、次の3種です。
  • スイカ マダーボール
    糖度の特に高いラグビーボール型小玉スイカ。ツルが太くよく伸び、生育旺盛。低温弱光下でも着果がよく40日程度で実が熟します。
  • カボチャ 九十九里
    果皮色は濃緑色、果肉の黄色が非常に濃くカットしたときのコントラストに優れます。草勢は旺盛でウドンコ病に強い品種。甘くてほくほくした食味がありカネコ種苗が開発した傑作品との評判があります。
  • トマト CFぷちぷよ
    皮が薄く赤ちゃんのほっぺのような新食感トマト。果皮が極く薄く、赤ちゃんのほっぺのような新食感のミニトマトです。糖度も高く、果実は赤色で、強い光沢があり、見栄えがします。葉かび病抵抗性(Cf9)を持っています。

セージ

  • 国を表す名前のついているセージが幾つかあって、メキシカンブッシュセージ、ジャーマンダーセージ、そしてロシアンセージとあります。エルサレムセージというのもありますので、並べて植えるとおもしろいかなと思って、セージ花壇を作っています。
  • セージ花壇というよりも、どちらかというとサルビア花壇で、サルビア属の花を集めていますが、市場で流通するものは意外と少ないのです。というのもたいがいのサルビア属は草丈が1Mから1.5Mに成長するためお客様から敬遠されてしまうからです。
  • サルビアというと赤いのと青いのしか思いつかないのが普通ですが、赤いのはサルビア・スプレンデンス。青いのがサルビア・ファリナセア。メキシカンブッシュセージはサルビア・レウカンサ。ジャーマンダーセージはサルビア・カマエドリオイデス。ところがロシアンセージはサルビア属ではなくペプロスキア属です。
  • ついでにいうとロシアには生えていなくて南西アジアからチベット付近が原産地だそうです。名前を二重に偽っているところは、さすがにロシアンマフィアという感じでしょうか。
  • 昨日このロシアンセージのとてもいい苗が入りました。秋に花開くととてもきれいなブルーです。

エンジェルほか初夏ガーデンのお気に入りです

  • わたしの庭の守護天使です。アメリカ合衆国から輸入しました。
  • CL春風 庭木に誘引しました 昨年はウドンコと黒星でまったくうまくいきませんでしたが今年は花をたくさん咲かせています
  • ピエールドロンサールのアーチも咲いてます 花数はまだ少ないです バラの初心者なので仕方ないのですが、それでもほかのどんな花とも違う喜びをバラは与えてくれます 不思議ですね
  • ジギタリスの種を育てたらたくさんできすぎました そこで空き地を耕運機で耕してジギタリス畑にしてしまいました その3年目です 冬越しができなかった場所にはルピナスを植えたのですが時期が遅すぎて大きくなれませんでした この風景も梅雨が始まったらなくなると思うと寂しくなります
  • ポピーの種も一袋でたくさん苗ができたので臨時のポピー畑です

 

カモミール(カミツレ)

  • 鉢に植えたカモミールの小さな花が咲いていて気に入っています。
  • 原作は読んでませんがアニメがなかなか楽しくて、その作中でカモミール=カミツレが象徴的に使われています。
  • 『図書館戦争』に登場する、図書館の自由を守る図書隊。そのシンボルマークがカミツレの花と本を組み合わせたものとなっているのです。
  • 岡田准一と榮倉奈々が演じた実写版の映画をご覧になった方もいらっしゃると思います。
  • その中のセリフにこんなのがありました。
    笹原(榮倉):そのマークって、カミツレの花ですよね?
    堂上( 岡田):花言葉があるんだそうだ。『 苦難の中の力 』
  • 岡田君の袖章が本とカミツレを組み合わせたものとなっているのがお分かりでしょうか。
  • 映画のなかで「栽培することが大変難しいカミツレの花を図書館員が大切に育てた」というシーンがあって、そんなに難しいならやってみるかということで種まきをしました。わたしが蒔いたのはお茶にできるジャーマン種で大変細かい種でした。発芽はスムーズにいったのですが、細く小さな複葉をポットに上げるのは大変面倒でした。その後の栽培は水切れに注意すればいいだけでなんの苦労もいりません。
  • とにかく蒔き床からのポット上げが大変でした。そのうえたくさんの苗ができるので20%ほどで嫌になってしまいました。ほぼ捨てる状態でそのまま地に離してしまったら根付いて今花が咲いています。カミツレには本当に苦難のなかの力があるようです。
  • そうやって苦労したカミツレの苗を50円で売り出しましたが売れません。今は大特価30円で販売しています。「苦難のなかの力」です。ぜひお買い求めください。